2024年3月12日で66歳を迎えていました。今年(2025年)の年間手帳に長寿の祝いというのが載っていて、66歳は緑寿というお祝いであることを初めて知りました。
家族も周囲の誰もが知らないみたいで、自分から発信したら「あら、そう」という感じの反応でした。
法人会社を経営していると、厚生年金保険という名目で毎月結構な金額を支払っていますが、そのうちの恩恵として毎年健康診断の受診の案内がきてその受診料の一部を補助してくれるというのがあります。一昨年(2023年)はそれを利用して受診したのですが、昨年(2024年)は仕事の関係で茨城県の高萩市の賃貸住宅に住んでいたので、なかなか都合がつかず受診せず終いでした。
この賃貸住宅住まいは、2023年9月から今年2025年の1月末の1年5か月の間でした。
業務委託契約をした会社が借用していただき、光熱費(電気・水道・ガス)もすべて払ってもらいました。部屋は2LDKの間取りで一人で住むには十分すぎる感じで、1つの部屋は物置きとなっていました。レンタカーも借りて(1回目はトヨタのアクア、2回目は日産のノート)もらいガソリン代も当然その会社持ちでした。たまたまその部屋には駐車場所として2台のスペースが割り当てられていてラッキーでした。毎週末には横浜の自宅に帰っていましたが、自家用車のクラウンで自宅と茨城のアパートの往復をしていました。その住宅から現場へはレンタカーを使用するということで、車が2台あり、駐車スペースが2台分あってよかった。
仕事は茨城のとある工業団地内の工場にガスエンジン発電設備を設置するというもので、現場で土建から機器の据付、配管工事のチェック(一部設計しながら)、試運転をしてお客様へ引き渡すまでの対応でした。
現場はその住宅から車で10分とかからない近くにあり、朝9:00から夕18:00まで(昼は約1時間:外食で店が混んでたり、ちょっと遠出したりしたら1時間を超えた)の仕事でした。仕事を終えると車で15分くらいのスーパーへ行って、夕食材を買って家で料理(鍋や炒め物などの簡単なもの)を作って食べました。先ずは帰ってから洗濯をしつつ風呂に入ってからのビール、料理してからのビール、日本酒の熱燗、ウィスキーのハイボールを飲みながら料理を食べながら、テレビを見ながらのまったりとした時間を過ごし、そのうち酔っぱらっていい気分になり、隣の部屋のベッドに潜り込んで寝るという生活をしていました。
月曜から金曜までの仕事で、週末は土曜日に茨城から自宅の横浜へ戻り、1泊して日曜日の午後には横浜から茨城に帰るという生活でした。距離は210kmほどでしたが、高速の入口・出口が近かったので首都高速、常磐道でスムーズにいけば2時間半くらいでした。当然、高速代、ガソリン代は契約会社へ請求して頂いていました。
というような生活を1年5か月過ごしていた結果、途中座骨神経痛で歩行困難な時もあり(運動不足が原因?)、一人暮らしを満喫したつけもあり、横浜へ戻ったのを機に健康診断を2月に受診しました。
2月に受診しようと決めてから、1月に横浜へ戻った時に家の近くのN病院へ申込に行きました。1月後半は試運転も終わり現場を引き払う準備段階で月曜日に休みを取って行ったのでした。結局2月15日(土)に受診するという申込をしました。
その後、自宅に事前に採取するための検便キットが送られてきて、受診日の4日前と1日前に検便を取って2月15日に持っていきました。その1週間前くらいから喉の調子が良くなくて微熱が続いていたことから前日の14日に近くのN医院へ行き、診察してもらいました。時節柄、コロナとインフルの懸念がありましたが調べてもらった結果は陰性でほっとしました。お腹の具合もあまりよくなくて、検便もやや柔らかめのものでした。検便は過去に何回も実施しましたが、最近はウォッシュレットに慣れてしまったため、大きい方をした後はお尻を洗浄するのが習慣化してすぐにボタンを押しそうになり、はっと思って留まったのでよかったです。ボタンを押していたら折角出した便とそれを受けるために敷いたペーパーが水浸しになってダメになるところでした。仕方なく、トイレットペーパーでお尻を拭いてその紙を便を受けているペーパーをよけて捨て、便を採取したのを確認してから大のハンドルを押して流したのでした。
受診日の2月15日の9:00に病院へ行き、検便を提出してから受診の注意事項に風気味の人は受診を控えるようにと書いてあったことから、結局その日は受診はできず次の週の土曜日の2月22日の同じ時間に変更してもらって帰ったのでした。翌週は体調も回復し従来とおりの一通りのコースの受診をしました。胃の検査ではバリウムを飲んでゲップを出さないようにと言われ、レントゲンの台の上で右回りや左回りをさせられて何とか撮影を終わりました。問診時、担当の医者の方から検便の結果を見て、便潜血が確認されたことから大腸検査の受診を勧められました。
年齢のこともあり、直ちに検査をした方がよいと思い、妻情報の口コミでよいと聞いている能見台のS病院に先ずは予約を入れて、2月28日には病院に行って経緯を説明して検査の予約をしました。その1週間後の3月8日(土)の12:30からの検査を予約して、その時に検査の前日に摂る食事(朝昼晩の3食分)を購入しました。3月7日は朝からその検査用食のみを食べて、その他は何も摂らず朝は雑炊、昼は御粥のご飯、晩は御粥にハンバーグということで量は少なく、食べて暫くするとお腹がグーとしばしば鳴るような状態でした。午後9時までに終了し、当然アルコールは無し、飲み物もクリアなもののみということでポカリスウェットと水しか飲めませんでした。普段お腹が空いてお菓子やコーヒーを飲むということができることが何とも幸せなことであると実感したのでした。
愈々検査当日は朝から胃腸から内容物を排出するために、検査準備用の水(下剤の役目!?)を2L飲んで(10分毎に500mL),トイレで排泄すること9回でほぼ出るものは水ものだけにあり、色も薄い黄色になり、準備完了となりました。
検査は12:30からということで、朝からはポカリスウェットを少々飲んだ程度で、空腹の状態で病院へ行きました。検査で麻酔薬(?)を使用するので車での来院はしないようにとのことで、自宅から病院まで30分くらい歩いていきました。
病院では受付を済ませ待合室で待っていると流石に予約してあることから直ぐに呼ばれ、診察室用の待合室へ通されました。検査用の衣類(上下)を渡され着替え室で
着替えをして待っているように言われ、着替えをしました。渡された衣類は、上は作務衣のような薄い物で、下は半ズボンの長めのものでご存知のようにお尻のところが開くようになっているものでした。若い頃はトランクスを反対に履いておしっこをする時に間違えを発見することはありましたが、それは不用意に履いた時のことで意図的にお尻側が開いたパンツを履くというのは何とも変な気分でした。
その状態で専用の待合室の椅子に座って待っていると、若い綺麗な看護師さんが来て診察台まで連れてきてくれ、診察台の上での姿勢を教えてくれました。靴を脱いで台の上で横向きに海老状に体を曲げてお尻を医者側へ突き出すような形を取らされました。一度で上手く姿勢をとれなかったからか、看護師さんは不愛想な表情で、私の左腕を取って血管に麻酔の針を通しました。
愈々お尻の穴からカメラを挿入する際に先ずは看護師さんがそこに液体を塗りこんでからカメラを入れたのでした。カメラをどんどん腸の奥に入れていって医者と看護師さんが画像を確認していましたが、自分では画像は見られず、半分目を閉じてカメラが奥に入っている感触を確認していました。医者が何やら言いつつ、カメラを一旦外に出してから、再度カメラを入れて何やら腸の奥で掻き回される感触がありました。
これは、後で判ったのですが、ポリープを発見し、そのポリープを切除していたためでした。
ほんの10分程度だと思いますが、意外と早く終わったなと感じていたところ、看護師さんがお尻の穴回りの液体を拭いて処理してくれ、「はい、これで終わりです」と言われ、体を起こして診察台から降り靴を履いて元の待合室へ戻っていきました。
戻っていく際、その看護師さんが笑顔で私をみて「ご苦労様でした」と見送ってくれました。その笑顔は何だったのだろうかと後で考えさせられました。
看護師として既に何千という患者のお尻の穴を見てきていると思うが、意外とxxxだったのかなと思い、笑顔になったのかとも思います。
日テレのドラマのHOT SPOTに出ていた看護師のみなぷーが、患者をみて検尿を出すタイミングを推定してだいたいその時間に検尿を回収するという特技を言っていましたが、看護師は患者をみてこの人の尻の穴はこんな感じと想像したりして意外とxxxな時は想像以上で笑顔になるのかなと思ったりしました。
1週間後に診察結果を説明してもらうということで、3月15日の夕刻に再度病院へ行きました。ポリープ切除後の一週間はアルコール禁止ということで最悪のことも想定しながら1週間を過ごしました。(1週間以上アルコールを飲まなかったのは呑みはじめてから初めての経験だったように思うけど)運命の宣告を受けるかと冷や冷やものでしたが、結果はポリープは悪性リンパ腫の可能性が少しあるということで、胃の中にピロリ菌があるとこれが悪性と診断されることから、1週間後に胃カメラで診察することとなりました。
またもやモヤモヤの日々を過ごし、3月21日に血液検査と胃カメラ検査を行って、3月28日に結果を聞きに行きました。その結果、ピロリ菌は見つからずポリープは悪性ではなかったことが判明し、血液検査の結果も特に問題無しということで晴れて健康状態に異常なしとなり、アルコールの本格解禁となったのでした。
医者の先生より胃腸の中はピンク色で非常にきれいですよと言われ、その映像を見せてもらいました。NHKで放送していた胃腸に鶏の足跡が見えるとよい証拠と言っていましたが、その足跡が確認できてうれしくなりました。
3月30日には花見会をして楽しい呑みをしたのでした。
2025年5月記
P.S. 参考までに健診結果の診断表を添付します。